今日もラベルの曲を演奏したテイクをアップします。
曲目は昨日に引き続き「
pavane pour une infante défunte」です。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」後編なのですが、
え〜と先ずはこの曲に纏わるエピソードから紹介しますね。
知っている方は知っていらっしゃるでしょうが・・・
この曲は1899年、ラベルがパリ音楽院在学中の24歳の時の作品です。
当時ラベルはフォレの作曲法クラスへ進んでいて、フォレは自らの生徒を連れ,しばしばサン=マルソー夫人宅で毎週金曜日に開かれるサロンへ訪れていたそうです。
その他にもラベルは当時社交界で花形であったエドモン・ド・ポリニャック公夫人のサロンへも出入りして様々な文化人との交流を深めていたそうです。
要するに現在でいうところのスポンサー探しですね(笑)
ここでポリニャック夫人に委託されたのが,この作品を生み出すきっかけとなったそうです。
曲のタイトルでもある「亡き王女」とは一体誰を指すのか?
は諸説あるらしいのですが、本当はフランス語の韻を踏むのが目的で付けられたと聞きましたが・・・
infante défunteですからね♪
ラベル本人はこの作品を余り気に入ってはいなかったようで,
後年“シャブリエの影響が顕著で,形式上も貧弱な作品” と述べています。
それに反してサロンでは熱烈に歓迎され,現在でも愛好者が多いの曲ですから、ちょっと皮肉な感じもしてしまうのですが・・・
でもラベルが自動車事故により記憶障害になった時、この曲を聴いて
「この曲はとてもすばらしい。誰が書いた曲だろう。」
と言ったという話もあるので、強ちラベル本人がこの作品を余り気に入っていなかったとも思えないのですが・・・
え〜と、話が長くなってしまいました。
本当はこの曲をシンセサイザーでアレンジしたバージョンをアップしたかったのですが、
なかなか時間が取れなくて現在は頭の中にそのアイデアを格納しております。
余裕が出来て作業にかかる事が出来たらやってみたいと思います。
とりあえずはピアノ独奏バージョンの後半をお聴き下さい!
MP3は意図的に一部ブランクを空けて若干音質を下げております。
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちらどうぞお楽しみ下さい。
(ダウンロードはご自由ですが、無断コピー&無断配布は止めて下さいね!)


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ん〜、今日は珍しく語ったなぁ・・・(笑)
ではまた(^o^)/~~
★★★コメントはご自由に書いて下さいね(^O^)★★★
posted by 88鍵奏者 at 00:00|
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ラベル演奏
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